連休中に見た映画DVD・・・
『叫(さけび)』邦画ホラー(ホラーって言うほど怖くはなかった)
『SAW3』洋画サスペンス(あまりに酷いシーンばかりで内容は覚えていない)
『グエムル』(どうせCGの怪物映画でしょ~って思ってたけど、
意外にも泣かされた)
『手紙』(ラストで号泣してしまった)
この4本のDVDを借りて観たんだけど、中でも一番印象的だったのは
東野圭吾さん原作の『手紙』
この映画は、弟を大学に行かすための学費欲しさに
強盗殺人を犯し、無期懲役の刑を科せられる兄(玉山鉄二さん)と、
殺人者の兄を持つことから、社会において色んな差別を受ける
弟(山田孝之さん)、それぞれの心境を描いた物語。
罪を犯した者が、刑務所に入り罪を償うのは当然のことだけど、
残された犯罪者の家族が、社会において差別を受けるということが、
すごく考え深い現実だなって思った。
映画の中でも、殺人者の弟としてさげすまれ、何度も職を変え、
住居も追い払われ、恋愛したりすることにも差別を受け、
「兄がいる限り俺の人生はハズレだ」という言葉にとても、胸を打たれた。
弟は、そんな人生を断ち切りたいという思いから、
兄とは縁を切る、
出所しても会いに来ないでくれ、
手紙を送るのもこれで最後だ、という内容の手紙を送る。
その手紙を受け取った兄は、いくら服役という形で罪を償っても、
自分の罪が全て償える訳ではないと気付き、
そんな弟の気持を思い、心を痛める。
兄とは縁を切るという手紙を送った後に、ある事がきかっけで、
兄が服役中の刑務所に、弟が訪ねて行き、何年か振りの
対面を果たすんだけど、このシーンがメッチャ泣けた。
兄役の玉山鉄二さんの迫真の演技が感動だった。
このシーンでは、兄(玉山鉄二さん)のセリフはなく、
ひたすら弟(山田孝之さん)に、申し訳ないと泣きながら手を合わせ
謝ってるんだけど、これにやられたわ~。
兄役の玉山鉄二さんが、本気で鼻水垂らして泣いてるシーンに、
思わず号泣してしまった。
本気の役者魂を感じた。
縁を切ると言ったはずの弟が目の前にいる。
自分の罪を悔やみ「申し訳ない」という思いと、
自分に会いに来てくれて「ありがとう」という思いが、
その涙のシーンで表現されていて、完全に涙腺をやられてしまった。
東野圭吾さんの小説は好きで、映画やドラマになった作品はだいたい
読んでるんだけど、この『手紙』はまだ読んでなかった。
ドラマで放送されていた東野圭吾作品『白夜行』も、
山田孝之さんが出演されていたけど、ドラマはちょっと期待はずれって
感じだったので、この映画はどうかな~って思って借りてみた。
玉山鉄二さん、山田孝之さん、沢尻エリカさん、石吹一恵さん、
の若手の演技派と、吹越満さん、風間杜夫さんなどベテラン俳優さんが揃い、
とても完成度の高い映画だった。
初めて映画について語ってみたのでした。
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